山里だより ~夏~

〇板山川は水生生物がいっぱい

 

6月26日(日)、板山では一斉に江(え)ざらい作業が行われました。

 

この江ざらいと、その翌週に行われる水源地までの管理通路の刈払い作業。

 

この2つは、板山の用水を守るための大事な大事な作業です。

江ざらいの最中、かわいらしいナマズの子供が泳いでいるのを見つけました。

 

清流で育つナマズは、こんなにきれいな色をしているんですね。

 

川中の石をどかすと、カジカやヤツメウナギ、サワガニと出会えることも。

 

板山川の生態系の豊かさに、改めて驚かされました。

〇板山のホタル

 

今年のホタルは、昨年と比べると発生が遅く、ゲンジボタルは少ない印象でした。

 

ただ、今年になり、はじめて板山にヘイケボタルがいることに気が付きました。

 

これまで、板山にいるのはゲンジボタルばかりと思っていたのでびっくりです。

 

時期としては、ゲンジボタルの姿が少なくなり始めたころ、入れ替わるように出始めました。

 

いつもはいなかった池の縁に数多くのヘイケボタルがいて、7月半ば過ぎまで元気に光っていました。

〇ホタルのエサ

 

板山で圃場整備が行われた際、ほとんどの水路が三面コンクリートになりました。

 

それにより、ゲンジボタルのエサとなるカワニナは、数が減ってしまいました。

 

ところが、ヘイケボタルの幼虫はカワニナ以外のエサ(ミミズの死骸など)も食べ、成長するようです。

 

今年のヘイケボタルの発生には、何かエサ事情の変化が関係しているのでしょうか。